そもそも医師の男女比ってどうなっている?
某大学で行われた男女間の得点調整が以前話題になりました。調整の是非については各々の思うところにお任せしますが、男女比を年代別に見るとどういった分布をしているのか少々気になりましたので、まとめてみたいと思います。
元になるデータは2018年に厚生労働省が公表した「平成28年医師・歯科医師・薬剤師調査」になります。
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/16/index.html)
女性比率はV字型
図を見れば一目瞭然ですね。世代が若いほど傾向として女性比率は上昇しており、24歳、25歳の医師のうち女性は40%近いことがわかります。年齢の上昇とともに女性比率は減少。そのまま80歳まではこの傾向が続きます。しかし、それ以降は徐々に女性の占める割合が上昇。女性の平均寿命が男性より平均的に長いこともあり、その後は女性医師の比率が再度上昇していきます。無理矢理感ありますが、女性比率はV字型になっている、と言えます。
男女比の変化がもたらすもの
僕自身は男女構わずやりたいことをやればいいと思いますし、そういった環境が整うべきだと思います。ただ、どんなに男女平等であっても、好みや行動様式が全く同じになるという訳ではなく、それは診療科目の選択においても性差がある程度影響することを意味します。
診療科目別の女性比率もそのうち調べてみようと思います。